中小企業診断士・ITコーディネータ・IT資格試験入門講座

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中小企業診断士試験やITコーディネーター、高度情報処理技術者試験の合格を目指す方には、決算書の読み方やバランス・スコアカード、ITマネジメント、さらには、ビジネス戦略に関する知識が必須といえるでしょう。

1.中小企業診断士試験対策
 中小企業診断の試験は、第一次試験、第二次試験、実務補習・実務従事の3つから構成されます。第一次試験では、マークシート形式の多肢選択式により、企業経営やコンサルティングについての基本的知識を問う問題が出題されます。
 試験科目は、1日目は、経済学・経済政策、財務会計、企業経営理論、運営管理、2日目は、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策について各科目が60分の試験時間及び100点の配点となっています。
 第二次試験は、筆記試験と口述試験からなります。この試験では、企業の問題点や改善点などについて、中小企業診断士として必要な応用能力を有するか否かを判定されます。中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記及び口述試験の2段階の方法により実施されます。
 筆記試験は、1日で終了し、事例Ⅰでは組織を中心とした経営の戦略及び管理についての事例、事例Ⅱではマーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例、事例Ⅲでは生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例、事例Ⅳでは財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例が出題されます。総合的な幅広いマネジメント知識と現場感覚の問題発見・課題設定・解決策を創出しうる能力が有るか否かを試される試験といえます。
 筆記試験は、各設問に対して、15〜200文字程度の記述を鉛筆でわかりやすい文字と文章で書く必要があります。コンサルタントに必要な基本的な作文能力の有無を試される試験でもあります。筆記試験に合格すると口述試験を受けることができます。
 口述試験では、約10分間で、中小企業の診断及び助言に関する能力を把握するため、筆記試験の事例などについて、個人別に面接があります。
 以上の試験をクリアすると、実務補習を15日以上受けるか、実務に15日以上従事し、晴れての中小企業診断士の登録を行うことができます。実務補習では、徹夜作業が続き、体力の有無が問われるでしょう。

1次試験を合格された方が2次試験でつまずく要因でよく見受けられるのは、戦略的な発想法の訓練が不足しているパターンです。中小企業診断士の2次試験では、SWOT分析による経営戦略の策定能力が記述式で問われます。SWOT分析とは、企業を取り巻く外部環境と企業内部の環境を分析し、企業の持つ強み、弱みをうまく組み合わせて、経営戦略を練る手法を指します。
 ここでは、2次試験対策として、バランス・スコアカード手法とSWOT分析手法及び戦略マップを連携させて経営戦略を策定する方法を実践的ケーススタディによって学んでおくことをお薦めします。バランス・スコアカードでは財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習・成長の視点からなる綜合的なコンサルティング能力をベースとした経営戦略を図式化するステップを踏みますので、診断士試験には資するところが大きいでしょう。特に、バランス・スコアカードでは、SWOT分析や戦略マップによる図式化のツールを駆使することができますので、バランスのとれた体系的なコンサルティング提案手法として、大手コンサルティング会社でもよく使われています。

 中小企業診断士試験2次の事例問題では、組織・人事分野、生産・技術分野、マーケティング分野、経営戦略分野、及び財務分析分野から、幅広く出題されます。ここでは、まず、世界の著名なビジネス戦略手法を幅広く学習することがポイントです。
3つの戦略アプローチをもつポーターの競争戦略、コトラーの競争的マーケティング戦略、アンゾフの製品・市場マトリックス多角化戦略、バランス・スコアカード、4つのカテゴリーで事業の成長度合いを見るPPMなどは、必須知識であると同時に経営戦略策定のツールとして使いこなせる応用力が必要です。
さらに、ものづくり、品質、組織、マーケティング、財務分析の切り口で各分野の基本知識を学んでおけば、オーソドックスなアプローチが答案に書けるでしょう。
特に、中小企業診断士試験の一次試験では、ITパスポート試験と関連性のある内容が多く、ビジネス改革の提案では、ITの基本知識を学んでおくことが2次試験にも役立つでしょう。

2次の事例問題では、資本コスト、投資効果算定、損益分岐点分析、経営比率分析、フリーキャッシュフローなどのキャッシュフロー分析のテーマが頻出しています。決算書の構造的な理解が望まれます。
中小企業の事例では、最新版の中小企業白書における企業の経営革新事例を数多く読み込んでおくことがポイントです。

2.ITコーディネーター試験対策
ITコーディネーター試験の実践ケーススタディでは、バランス・スコアカードの事例演習が中心となっていますので、バランス・スコアカードとSWOT分析を駆使した経営戦略策定のケーススタディを数多くこなしておくことがポイントです。
3.ITパスポート試験対策
ITパスポート試験では、IT分野だけではなく、マネジメント系、ストラテジスト系の分量が多いため、戦略分野やマネジメント分野の知識が必要になっています。



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<ビジネス戦略手法>

■4つのカテゴリーで事業を特徴付けるPPM
PPMは、1960年代半ば以降の米国で巨大コングロマリット企業による事業再編の中で、大手コンサルティング・ファームのボストン・コンサルティング・グループが開発した経営戦略策定の経営手法です。PPMの手法では、事業・製品の魅力度を表す市場成長率と、業界における事業・製品の強さ・弱さを表すマーケット・シェアからなるマトリックスで評価して、事業の重点分野と撤退分野を選別し、経営資源の最適な組み合わせを検討できます。
PPMでは、市場成長率とマーケット・シェアの2軸からなるマトリックスによって、事業を、①花形製品(高成長・高シェア)、②金のなる木(低成長、高シェア)、③問題児(高成長、低シェア)、④負け犬(低成長、低シェア)に区分し、企業全体として最適な経営資源の配分(ポートフォリオ・マネジメント)を検討することができます。
多角化を行っている企業では、各事業領域をSBU(Strategic Business Unit:戦略事業単位)と呼んで、事業別の採算管理をシビアに行っているところが多くあります。PPMにより、自社が保有する人材、モノ、金、技術、ノウハウ、及び情報などの経営資源をどのように各事業に最適配分すれば、経営効果の最大化が見込めるかを判断できます。選択と集中の視点で、戦略的重点事業分野と撤退事業分野を見極め、経営資源の最適化を図り、事業運営を図っていくことができます。場合によっては、強い事業の優れた人材や経営手法を弱い事業に水平展開することで、シナジー(相乗)効果を狙うアプローチや、他社の経営資源を活用するために、買収、合併も選択肢に入ってきます。金のなる木の事業で稼いだキャッシュは、成長著しい問題児の事業や花形製品に投入され、将来の有望事業に育成していくための戦略がとられます。
花形製品は、市場シェアが高く、成長率が高いため、売上高の向上が見込めますが、市場の成長が著しいため、事業を維持し、競合に対抗するために必要な投資も増加するのが一般的です。花形製品では、成熟期に達するまで市場シェアを確保し、金のなる木にもっていく事業戦略がポイントになります。
PPMの適用で注意すべき点は、市場成長率とマーケット・シェアの2軸だけで評価するため、場合によっては評価軸が不足し、経営判断を誤ることがあるということです。

■競合に打ち勝つための3つの基本戦略とは
 競争戦略は、戦略の権威である米国のマイケル・E.ポーターが編み出した経営手法です。競争戦略では、市場における競争優位のポジションを獲得するために、コスト・リーダーシップ戦略、差別化戦略、集中化戦略からなる3つの基本戦略を提示しています。
 コスト・リーダーシップ戦略は、業界内で最小のコストという武器によって、競争優位のポジションを確保するための戦略です。最小コストを実現するためには、製品・サービスのバリュー・チェーンの改革や、製品設計の見直し、調達コストの低減や製造ラインの生産性の向上を図るといったアプローチが必要です。あるいは、非効率なプロセスそのものにメスをいれ、プロセス改革を図っていくことも有効です。コスト・リーダーシップ戦略では、競合が同様の戦略をとってきた場合、業界全体がコスト競争の罠に陥り、利益の出ない赤字出荷という最悪のパターンに出くわさないように注意しなければなりません。
 市場が大きい場合、低コストを達成するためには、スケールメリットを追求する選択肢も有効です。ここでは、企業の合併や買収(M&A)も視野に入ってきます。合併の連鎖が、業界全体の価格交渉力を強くする方向に作用し、製品コストの上昇をもたらす経済効果を生み出す場合があります。
 差別化戦略では、競合他社にはない独自性や特徴を前面に出して、プレミアムを得るアプローチがとられます。差別化戦略は、競争しない戦略ともいわれ、競合他社の追随を跳ね除けて、独自の土俵で製品・サービスに磨きをかける戦略です。競合他社にない機能や、デザイン、サービス、インセンティブ、ブランド、配送など、様々な差別化手段を検討することができます。まったく新しい技術により、製品の差別化を図っていくこともできます。例えば、プリンター市場で後発であったキャノンは、バブル・インクジェット方式の新技術開発によって、高品質かつ低価格のプリンターを市場に投入し、世界的企業として確固たる地位を築いています。特徴があります。
 集中化戦略では、業界の特定の市場セグメントにフォーカスして、限定された範囲の市場で競争優位のポジションの獲得を狙います。集中化戦略を成功させるためには、ターゲットとする特定の市場セグメントのニーズが、自社の提供する製品・サービスとマッチすると同時に、そのニーズに対応できる競合が少ない市場であることが前提条件となります。

■市場シェアでポジショニングする競争地位別戦略
 フィリップ・コトラーは、マーケティングにおける市場地位のポジショニングの視点で、競争的マーケティング戦略を編み出しました。市場における企業の相対的規模および地位と、マーケティング戦略との関係を明らかにしています。市場シェアの視点から、マーケット・リーダー、マーケット・チャレンジャー、マーケット・ニッチャー、マーケット・フォロワーの4つの分類からなる市場地位のポジションを提示しています。
 マーケット・リーダーは、市場で最大のマーケット・シェアを有している企業のことです。競争企業の標的ともなる存在です。リーダー企業の狙いとするところは、市場でのトップの地位を維持することです。マーケット・シェアを維持・拡大するとともに、市場規模全体を一層大きくするために必要な方法を発見することがマーケティング・リーダーの目的となります。
 マーケット・チャレンジャーは、市場の地位でマーケット・リーダーには劣りますが、リーダーに次ぐ豊富な経営資源と市場シェアを有しています。チャレンジャーは、リーダーから市場シェアを奪い、リーダーの地位を脅かす存在です。新製品の投入や低価格戦略などによって、リーダーに戦いを挑んでいく戦略を採ります。あるいは、イノベーションによる画期的商品の市場投入やサービス改善、製造コスト低減、広告・販売促進の強化を図るアプローチもあります。リーダーの弱点を発見し、その攻めやすさを評価したうえで、攻撃対象をリーダーにするか、あるいは、追随企業ないしは弱小企業に的を絞るかを決定することになります。
 マーケット・リーダーにすべての追従企業が挑戦するわけではありません。マーケット・リーダーが総力戦で望めば、対抗企業は、病弊して、再起不能となるケースも出てきます。
マーケット・フォロワーの戦略は、マーケット・リーダーの反撃を受けないように現状のシェアを維持し、市場での生き残りを模索します。フォロワーは、リーダーを模倣し、低コストへの努力と高い品質やサービスの維持に傾注する戦略を採ることで、一定のシェアを安定的に獲得することを目指します。
 いっぽう、マーケット・ニッチャーは、ニッチ市場を狙い、集中化戦略を採用します。ニッチ市場では、まず、利益を確保できるだけの市場規模と購買力があるかがポイントにな
ります。次に、成長潜在性があり、自社の経営資源を最大限に発揮できるだけでなく、大手企業の参入が難しい市場であることが要求されます。

■4つのグループで製品・市場の成長の方向性を示す製品・市場マトリックス
製品・市場マトリックスとは、アメリカの経営学者H・I・アンゾフが著した経営戦略の古典「企業戦略論」で紹介された手法です。新製品を輩出できない企業は、いずれ、顧客ニーズの変化に追随できず、資本市場から撤退を余儀なくされることになります。アンゾフは、既存製品と新製品、既存市場と新市場という枠組みにフォーカスし、そこで策定されるべき戦略を、2×2の4パターンに類型化しました。
企業は、既存の製品および市場をベースに事業拡大を図っていくことで、事業成長を目指します。アンゾフは、横軸の製品と縦軸の市場からなるマトリックスにおいて、4つのパターンに戦略を類型化しました。すなわち、市場浸透戦略、市場開発戦略、製品開発戦略、および多角化戦略からなる4つの戦略を製品・市場マトリックスに配置しました。
●市場浸透戦略のアプローチ
 市場浸透戦略では、既存市場において、既存の製品を浸透させる戦略を練ります。企業にとって新たな経営資源投入の負担とリスクが少ない戦略といえます。この戦略では、マーケット・シェアの拡大を図るために、既存顧客に対する顧客単価の増大を図るとともに、未だ自社製品を購入していない顧客に対しては、販売を促進していくことになります。ここでは、製品の原価の低減による販売価格の値下げや、流通の合理化を進めていくアプローチがとられます。
●製品開発戦略のアプローチ
 既存の市場で、新規の製品を市場投入していく戦略です。既存顧客に新製品をいくつも勧める戦略が当てはまります。既存顧客には、なじみある製品を通じて、顧客ロイヤルティを企業が獲得しているため、新製品に対しても、抵抗が少なく、ブランド志向や、指名買いによる購買行動が期待できます。
●市場開発戦略のアプローチ
 新市場に対して、既存製品の浸透を図り、売上の拡大を狙う戦略です。この戦略では、まったく新規のエリアを市場開拓する場合だけでなく、既存商品の新用途開発による市場開拓のアプローチもあります。例えば、肌を美しくする女性用化粧品を、肌のスキンケアに敏感な男性向けにも販売するようなケースが挙げられます。

多角化戦略のアプローチ
 多角化戦略は、既存市場、既存製品の範疇からはみ出た戦略のことです。新市場において、全くの新製品を投入する戦略です。多角化戦略の目的には、事業のリスク分散やシナジー効果の追求などがあります。

<選択式問題>(4点×10問)
第1問 【第1章 情報処理の基礎技術】
  補助記憶装置に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア CD−RWは、データを一度だけ書き込むことができる補助記憶装置である。

  イ DVDは、動画、音声、データなどをデジタル記録できるもので、DVD−RAMはデータの書き換えが可能である。

  ウ MOは、データの記録にレーザー光のみを使う記録媒体である。

  エ CD−Rは、データを何度でも繰り返し読み書きができる補助記憶装置である。



第1問 【第1章 情報処理の基礎技術】
答え イ
 アは不適切である。CD―RW(CD-Rewritable)は、相変化記録方式を採用し、データの消去、書き換えを繰り返し行なうことができる。
 イは適切である。DVDには、デジタル・ビデオ用のDVD−Video、音楽用のDVD−Audio、再生専用のDVD−ROM、追記型のDVD−R(Recordable)、書き換え可能なDVD−RAMがある。
ウは不適切である。MO(Magneto Optical)では、データの記録にレーザー光と磁気の両方を使う。あらかじめ磁化されている記録膜に、磁界をかけながらレーザー光を照射して、データの記録、読み出し、消去を行なう。
 エは不適切である。CD−Rでは、データを一度しか読み書きができない補助記憶装置である。


第2問 【第1章 情報処理の基礎技術】
   入出力インタフェース規格に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア IEEE1394は、最大8台のハードディスクなどを接続することが可能であり、ホットプラグに対応する。

  イ USBは、ホットプラグに対応し、パラレル双方向の伝送路を採用し、ハブを介して、最大127台のハードディスクを接続できる。

  ウ IrDAでは、パラレル双方向の伝送路による赤外線データ通信の規格を採用している。

  エ SCSIは、SCSIボードも含め、最大8台のハードディスク装置の接続が可能である。

第2問 【第1章 情報処理の基礎技術】
答え エ
 アは不適切である。IEEE1394は、ホットプラグに対応し、最大63台のハードディスクを接続することができる。パソコンがなくてもAV機器同士を接続できる。
 イは不適切である。USBでは、シリアル双方向の伝送路を採用し、ハブを介して、
最大127台のハードディスクを接続できる。ホットプラグ対応である。
IrDAでは、パラレル双方向の伝送路による赤外線データ通信の規格を採用してい
る。
 ウは不適切である。IrDAでは、シリアル双方向の伝送路による赤外線データ通
信の規格を採用している。ケーブルでの接続が不要である。
 エは適切である。接続台数を増加し、データ転送速度を高速化したSCSI−2、SCSI−3の規格もある。




第3問 【第1章 情報処理の基本技術】
   
  プログラミング言語に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア COBOLは、数値計算、事務処理用の大量処理や、データベースの使用に適した言語である。

  イ Perlは、CGIを使ったアクセス・カウンタや入力処理のプログラミングを記述することが可能で、エディタなどでスクリプトを記述できる。

  ウ C++は、オブジェクト指向言語であるが、C言語とは互換性がない。

  エ Javaは、UNIXでしか利用することができないOSである。


第3問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え イ
 アは不適切である。COBOLは、事務処理用の大量処理やデータベースの使用に
適した言語であるが、数値計算には不向きである。
 イは適切である。Perlは、テキストやファイルを処理するのに適し、CGIを使っ
たアクセス・カウンタや入力処理のプログラミングを記述することが可能で、エデ
ィタなどでスクリプトを記述できる。
 ウは不適切である。C++は、C言語を拡張したオブジェクト指向言語であり、C言語とは上位互換性がある。
 エは不適切である。Javaは、UNIXだけでなく、WidowsやMac OSなど、特定のOSやパソコンの機種に依存することなく実行できるプログラミング言語である。ネットワークを通じてダウンロードされ、WWWブラウザ上で動作するプログラムはJavaアプレットという。


第4問 【第1章 情報処理の基本技術】
   
  ソフトウェアに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア オープンソフトウェアとは、プログラムのソースコードを無償で公開したソフトウェアのことで、Linux OSやTronなどがある。

  イ ERPは、経営資源の最適管理が可能であるが、導入の決定では、ボトムアップのアプローチが要求される。
 
  ウ シェア・ウェアは、ネットワーク上で自由に配布され、継続使用においては無償のソフトウェアである。
  
エ Linuxは、ソースコードを公開しているが、OSは、UNIX OSではない。



第4問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え ア
  アは適切である。オープンソフトウェアは、OSの使用、改良、再配布の権利
を第3者に与えたソフトウェアである。
  イは不適切である。ERPは、経営資源の最適管理が可能であるが、導入の決
定では、トップダウンのアプローチが要求される。
  ウは不適切である。シェア・ウェアは、ネットワーク上で自由に配布され、
継続使用においては一定の対価を要求するソフトウェアである。
  エは不適切である。LinuxのOSは、ソースコードを公開しているUNIX OS
である。




第5問 【第1章 情報処理の基本技術】
   
  情報システムに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア CSSシステムは、集中処理システムの一形態である。

  イ メインフレームは、分散処理システムの一形態である。

  ウ 3階層CSSシステムでは、プレゼンテーション層を担うクライアント・サーバー、アプリケーション層を担うアプリケーション・サーバー、およびデータベース層を担うDBサーバーからなる3つの基本構成をとる。
  
エ ダウンサイジングとは、情報システムの形態が、分散処理から集中処理のシステムに移行してきた変遷を指したものである。


第5問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え ウ
 アは不適切である。CSS(Client Server System)は、分散処理システムの一
形態である。
  イは不適切である。メインフレームは、集中処理システムの一形態である。
 ウは適切である。プレゼンテーション層では、入力と表示関連の処理を担う。
アプリケーション層では、業務ロジックを集中的に管理する。データベース層で
は、DBの検索・更新を担う。
  エは不適切である。ダウンサイジングとは、情報システムの形態が、集中処
 理から分散処理のシステムに移行してきた変遷を指したものである。

第6問 【第1章 情報処理の基本技術】
情報システムの処理形態に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア バッチ処理では、取引が発生した時点で処理を行い、オンラインで接続さ
れているデータベースを更新する。

  イ 集中処理は、システムの規模が比較的小さい場合に採用され、個々のニーズにきめ細かく対応できる特徴がある。

  ウ リアルタイム制御は、発電所や工場の設備などの制御に用いられている処理形態である。

  エ 集中処理システムは、分散処理システムに比べて、システム障害の信頼性は高いといえる。


第6問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え ウ
 アは不適切である。オンライントランザクション処理に関する記述である。
  イは不適切である。分散処理に関する説明である。集中処理では、システムの規模は比較的大きく、個々のニーズにきめ細かく対応できない特徴がある。
 ウは適切である。設備を常時監視し、極めて短時間でデータ処理できる特徴を
持つ。
  エは不適切である。集中処理システムは、分散処理システムに比べて、システム障害の信頼性は低いといえる。集中処理システムでは、本体のメインフレームがダウンするとシステム全体に影響を及ぼす。分散処理システムでは、システムの各機能が分散されているため、リスクの分散が可能で、システム障害に強いといえる。
第7問 【第1章 情報処理の基本技術】
デジタルデータの処理方法に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア HTMLは、XMLの後続言語で、ホームページ記述用言語である。
  イ XMLでは、文書の構造は記述できるが、ユーザー独自のタグの意味やタグ間の関係は記述できない。
  ウ BMPは、画素数や色数の異なる画像を1つのファイルとして扱えるようにしたファイル形式である。
 エ MP3は動画のMPEG−1の音声部分の規格である。


第7問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え エ
 アは不適切である。HTMLは、SGMLの特徴を活かしたホームページ記述用言
語である。XMLは、HTMLの後続言語である。
  イは不適切である。XMLでは、文書の構造は文書形定義(DTD)として記述できるため、ユーザー独自のタグの意味やタグ間の関係は記述可能である。
 ウは不適切である。TIFF(Tagged Image File Format)に関する記述であ
る。BMPは、Windowsが標準で利用する非圧縮の画像データのファイル形式で
ある。
  エは適切である。MP3は、音質の劣化がなく、非可逆で圧縮したファイル形式である。


第8問 【第2章 情報処理形態と関連技術】
クライアントサイドの拡張技術に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア クロスサイトスクリプティングとは、Webサーバ側でWebページを動的に生成する場合に発生する可能性があるセキュリティ問題のことをいう。

 イ JavaScriptは、サーバ側のWebブラウザが実行するプログラムのことである。

  ウ JavaScriptは、コンパイラ型のプログラムで、OSに依存しない。

 エ Webサイトの内容を動的に変化させることが可能なDynamic HTMLでは、JavaScriptを利用することができない。

第8問 【第2章 情報処理形態と関連技術】
 答え ア
 アは適切である。URLで記述された引数の中に、送信先とは別のサーバでス
クリプトを動作させる内容が含まれている場合に問題になる。引数指定された
Webサーバでスクリプトが動作されると、本来送信された先とは別のWebサ
ーバでスクリプトが実行され、サイト単位で設定されたセキュリティ対策が無
力化してしまう不具合が発生する。
  イは不適切である。JavaScriptは、クライアント側のWebブラウザが実行するプログラムのことである
  ウは不適切である。JavaScriptは、インタプリタ型のプログラムで、OSに依
 存しない。
エは不適切である。Webサイトの内容を動的に変化させることが可能である
Dynamic HTMLでは、JavaScriptを利用することができる。

第9問 【第3章 データベース】

   データベースに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア データ・マイニングでは、一般に仮説に基づいて各種のデータ分析を行い、検証する点に特徴がある。

  イ 2相ロッキングとは、複数のメッセージが互いにロックをかけているレコードにアクセスしようとして、待ち状態が発生する状態をいう。

  ウ ジャーナルファイルとは、データベースの内容を一定周期でバックアップコピーしておくファイルのことをいう。

 エ SQL言語のUPDATE文には、データの削除の機能がある。

第9問 【第3章 データベース】

 答え ア
 アは適切である。マイニングとは鉱脈を採掘するという意味があり、蓄積した
生データから有益な法則やパターンを発見する手法をデータ・マイニングという。
  イは不適切である。デッドロックに関する説明である。2相ロッキングでは、1つのトランザクションが、処理の開始前に、アクセスする全データに対してロックを獲得し、他のトランザクションによる同一データへのアクセスを排除する。
  ウは不適切である。バックアップファイルに関する説明である。ジャーナルファ
イルとは、データファイルの更新情報を記憶するファイルのことをいう。
エは不適切である。SQL言語のUPDATE文は、データの更新の機能がある。
データの削除はDELETE文で行なう。
【第 4章 通信ネットワーク】
   OSI基本参照モデルに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア 応用層では、通信ルートの確立、開放、保持の機能を提供し、利用者間での通進を実現する。
 
 イ データリンク層では、下位層を構成するネットワーク品質の差を補い、上位層が要求するスループット、誤り率などを保障するデータ伝送を行なう。

  ウ 物理層では、隣接するノード間で通信回線を介してビット単位の転送を保障する。

  エ データリンク層では、データ表現形式や構造の制御・変換・統一のための
機能を有する。

第10問 【第 4章 通信ネットワーク】
答え ウ
  アは不適切である。ネットワーク層に関する記述である。応用層では、個々の業務や端末の利用者に対するデータ通信機能を提供する。
  イは不適切である。トランスポート層に関する説明である。データリンク層では、物理層が提供するビット列での転送機能を利用して、隣接するノード間のフレーム単位でのデータ伝送を保障する。
  ウは適切である。端末インタフェースのコネクタなどの物理的、電気的な仕様を規定する。
  エは不適切である。プレゼンテーション層に関する記述である。


<記述式問題>
次の文章の空欄に適語を入れよ。(各1点×20問=20点)
(設問1) 【第4章 通信ネットワーク】
 
 TCPは、OSI参照モデルの[  1  ]に位置し、ネットワーク層のIPと、セッション層以上のプロトコルの橋渡しを行なう。TCPは、データが確実に送受信できることを保障するが、送受信の都度、[  2  ]を確立するため、手間や時間を要し、小さなデータ通信には向かない。UDPでは、通信相手とコネクションは確立しないため、送受信の確実性は保障されない。TCPUDPでは、通信データが欠落したか、または誤りを検出する仕組みとしてチェックサムがある。



(設問1) 【第4章 通信ネットワーク】
答え 
1 トランスポート層
2 コネクション(接続手順)

解説
 TCPUDPの違い、特徴を理解しているかを問う問題である。コネクションとは相手との通信経路のことである。
TCPは、OSI参照モデルトランスポート層に位置し、ネットワーク層のIPと、セッション層以上のプロトコルの橋渡しを行なう。TCPは、データが確実に送受信できることを保障するが、送受信の都度、コネクションを確立するため、手間や時間を要し、小さなデータ通信には向かない。UDPでは、通信相手とコネクションは確立しないため、送受信の確実性は保障されないが、通信の効率がよい。TCPUDPでは、通信データが欠落したか、または誤りを検出する仕組みとしてチェックサムがある。


(設問2) 【第4章 通信ネットワーク】
 [  1  ]は、インターネットなどの外部ネットワークを経由して企業などの内部LANのコンピュータシステムに不正侵入することを防ぐソフトウェアやハードウェアの仕組みをいう。[  2  ]では、インターネットとLAN間を出入りするデータパケットの中継や破棄の機能を有する。アプリケーションゲートウェイでは、外部に直接接続できないLAN上のコンピュータの代理(プロキシ)として、インターネット側にあるサーバとのデータ送受信を行なうことができる。


(設問2) 【第4章 通信ネットワーク】
答え
1 ファイアウォール
2 パケットフィルタリング

解説
 ファイアウォールの代表的な2つの機能であるパケットフィルタリングとアプリケーションゲートウェイに関する問題である。両者の機能の違いをよく理解しておきたい。
ファイアウォールは、インターネットなどの外部ネットワークを経由して企業などの内部LANのコンピュータシステムに不正侵入することを防ぐソフトウェアやハードウェアの仕組みをいう。パケットフィルタリングでは、パケットフィルタ機能を用いて、インターネットとLANを出入りするデータパケットの中継や破棄の機能を有する。アプリケーションゲートウェイは、ProxyあるいはProxyサーバともいう。クライアントからは単にアプリケーションと同様に見えるタイプのファイアウォールの形式をいう。セッション層やプレゼンテーション層、アプリケーション層レベルでサービスを中継する機能を持つ。
(設問3) 【第5章 経営戦略と情報システム】
 顧客データの分析に重点を置いた[  1  ]では、顧客購買履歴などを分析したデータは、顧客の属性、嗜好などに応じた顧客セグメント化により、既存顧客との信頼関係を強化し、新規顧客の開拓にも効果を発揮する。[  2  ]は、企業が顧客データや販売データを蓄積したデータベースを多次元的に解析し、視覚化を可能にするシステムである。データウェアハウスなどを使って収集された大量のデータを多次元データベースに格納し、これを多角的に分析して問題点や解決策を発見できる。


(設問3) 【第5章 経営戦略と情報システム】
答え
1 アナリティカルCRM
2 OLAP(On-line Analytical Processing)

解説
アナリティカルCRMとOLAPに関する問題である。顧客データの分析に重点を置いたアナリティカルCRMでは、顧客購買履歴などを分析し、顧客の属性、嗜好などに応じた顧客セグメント化を可能にする。さらに精度の高いマーケティングへの展開を可能にする。これにより、既存顧客との信頼関係を強化し、新規顧客の拡大を図ることができる。OLAPでは、企業が顧客データや販売データを蓄積したデータベースを多次元的に解析し、視覚化を可能にすることができる。多次元データベースに格納した大量のデータを多角的に分析することにより、問題点や解決策の発見に役立てることができる。



(設問4) 【第5章 経営戦略と情報システム】

 企業間のSCMの構築により、調達、生産、販売、物流などの一連の業務プロセスの効率化が図れる。SCMで狙う効果には、[  1  ]の短縮化、在庫削減、コスト低減などがある。SCMの構築においては、システム導入の目的を明確にし、業務の標準化を進め、自社だけの[  2  ]を検討するのではなく、参加企業の[  2  ]を十分に考慮して、双方にとって効果が出るようなシステム化を狙うことが重要である。


(設問4) 【第5章 経営戦略と情報システム】
答え
1 リードタイム
2 メリット

解説
SCMの構築のポイントを問う問題である。SCMでは、多数の関連部門や企業が参加するため、全体最適の視点に立って仕組みを検討することが大切である。
企業間のSCMの構築により、調達、生産、販売、物流などの一連の業務プロセスの効率化が図れる。SCMで狙う効果には、リードタイムの短縮化、在庫削減、コスト低減などがある。SCMの構築においては、システム導入の目的を明確にし、業務の標準化を進め、自社だけのメリットを検討するのではなく、参加企業のメリットを十分に考慮して、双方にとって効果が出るようなシステム化を狙うことが重要である。





(設問5) 【第5章 経営戦略と情報システム】
PMBOKでは7つの知識エリアからなるが、プロジェクト計画の策定、プロジェクト計画の実施、変更管理は、[  1  ]の知識エリアで扱う。作業定義、作業順序設定、作業所要時間の見積、スケジュール作成、スケジュール管理は、[  2  ]の知識エリアで扱う。

(設問5) 【第5章 経営戦略と情報システム】
答え
1 総合マネジメント
2 タイムマネジメント

解説
PMBOKは、A Guide to the Project Management Body of Knowledgeを指し、プロジェクトマネジメントのデファクトスタンダードに位置付けられる基礎知識体系のことである。PMBOKは、「スコープ(範囲)」、「タイム(工程)」、「コスト(予算)」、「品質」、「組織」、「コミュニケーション(連絡・調整)」、「リスク」、「調達・契約」、「統合」からなる9つの知識エリアで構成される。

(設問6) 【第 章 】

不規則に並べた英数字や記号の文字列を鍵と呼ぶ。[  1  ]は、この鍵と、データの順序を入れ替える方式を定めたアルゴリズムとを組み合わせて、容易に解読できないようにする。インターネットなどのネットワーク上で、デジタルデータをやり取りする際、通信経路上で第三者によるデータの盗み見や改ざんを防止するために[  1  ]を行う。対となる2つの鍵を用いる公開鍵暗号方式と、送信側及び受信側の両者が同じ鍵を用いる[  2  ]がある。

1 暗号化
2 秘密鍵暗号方式

解説
不規則に並べた英数字や記号の文字列を鍵と呼ぶ。暗号化は、この鍵と、データの順序を入れ替える方式を定めたアルゴリズムとを組み合わせて、容易に解読できないようにする。暗号化により、通信経路上で第三者によるデータの盗み見や改ざんを防止することができる。対となる2つの鍵を用いる暗号化の方式は、公開鍵暗号方式と呼ぶ。対になっている秘密鍵と公開鍵のうち、秘密鍵は本人だけが持ち、公開鍵は誰でも所有できる。秘密鍵暗号方式では、送信側及び受信側の両者が同じ鍵を用いる。秘密鍵は相手だけに渡す必要があり、人数が増えると鍵の数も増えるため、鍵の管理の負担が大きい。



(設問7) 【第 章 】
[  1  ]とは、最早開始日と最遅開始日との差である。[  1  ]が0日の場合、その日程に余裕がないことを示している。クリティカルパスは、最早開始日と最遅開始日が等しい、すなわち[  1  ]が0日の結合点を結んだ経路のことをいう。この経路の作業が遅れたとき、全体の作業に遅れの影響が発生するため、全体の日程を遅らせないように重点管理が必要になる。[  2  ]とは、クリティカルパスに着目して、開発の日数やコスト削減に役立てる手法をいう。


(設問7) 【第 章 】
答え
1 余裕日数
2 CPM

解説
最早開始日と最遅開始日との差が余裕日数である。余裕日数が0日の場合、その日程に余裕がないことになる。クリティカルパスは、最早開始日と最遅開始日が等しい、すなわち余裕日数が0日の結合点を結んだ経路を指す。この経路の作業が遅れた場合、全体の作業に遅れの影響が発生する。そのため、クリティカルパスに着目して、全体の日程を遅らせないように重点管理を行う手法をCPM(Critical Path Method)という。




(設問8) 【第 章 】
収集した標本数が多くなると、一般に、データの分布は平均に近い値が多くなる。そのため、平均値を中心に左右対称の釣鐘型になる。このような分布を[  1  ]と呼ぶ。平均値μ、分散σ2の場合の[  1  ]を N(μ,σ2)と表現する。[  1  ]では、平均値±σの範囲に全体の約68.3%、平均値±2σの範囲では、全体の約95.4%、平均値±3σの範囲では、全体の約[  2  ]のデータが含まれる。

(設問8) 【第 章 】

答え
1 正規分布
2 99.7%

解説
正規分布では、収集した標本数が多くなると、一般に、データの分布は平均に近い値が多くなり、平均値を中心に左右対称の釣鐘型をとるようになる。このような分布が正規分布である。平均値μ、分散σ2の場合の正規分布は、N(μ,σ2)と表す。正規分布では、平均値±σの範囲に全体の約68.3%が含まれる。平均値±2σの範囲には全体の約95.4%、平均値±3σの範囲では、全体の約99.7%のデータが含まれる特徴がある。



(設問9) 【第 章 】

[  1  ]は、項目の件数の多い順にX軸に棒グラフを作成し、その累計を線グラフで表現したものである。散布図は2種のデータ間の正や負の相関関係の有無や程度を表現するために使用される。管理図は、品質のばらつきから、異常を早期に発見することが可能である。[  2  ]は、データの範囲をいくつかの区間に分け、各区間毎の度数を棒グラフとして表わしたものである。特性要因図は結果に影響を与えていると思われる要因を系統図で表現したものである。

(設問9) 【第 章 】
答え
1 パレート図
2 ヒストグラム

解説
パレート図は、項目の件数の多い順にX軸に棒グラフを作成し、その累計を線グラフで表現したものである。散布図は2種のデータ間の正や負の相関関係の有無や程度を表現するために使用される。管理図は、品質のばらつき具合から、異常を早期に発見する役割を持つ。ヒストグラムはデータの範囲をいくつかの区間に分け、各区間毎の度数を棒グラフとして表現したものである。特性要因図は結果に影響を与えていると思われる要因を系統図で表現したもので不良原因の追求などに使用される。

(設問10) 【第 章 】
著作権の保護の対象は、著作物の他、実演、レコード、放送、有線放送も保護対
象である。[  1  ]は著作物として保護されるが、[  1  ]作成に用いるプログラム言語、規約、解法は保護されない。データベースでその情報の選択あるいは体系的な構成により、[  2  ]を有するものは、著作物として保護される。法人等の発意により、従業者が職務上作成する[  1  ]の著作者は、別段の定めがない限り、その法人等となる。

(設問10) 【第 章 】
答え
1 プログラム
2 創作性

解説
著作権の保護の対象は、著作物の他、実演、レコード、放送、有線放送も保護対
象である。プログラムは著作物として保護されるが、プログラム作成に用いるプログラム言語、規約、解法は保護されない。データベースでその情報の選択あるいは体系的な構成により、創作性を有するものは、著作物として保護される。法人等
の発意により、従業者が職務上作成するプログラムの著作者は、別段の定めがない限り、その法人等となる。請負契約の場合は、被雇用者ではないため、作る側、すなわち受託者に権利がある。











練習問題にチャレンジしましょう。

(設問1)  【第1章 情報処理の基本技術】
言語プロセッサの代表的なものを3つ挙げよ。

(設問1)  【第1章 情報処理の基本技術】
答え
1 アセンブラ
2 コンパイラ
3 インタプリタ

解説
 言語プロセッサとは、プログラムをマシン語に変換するソフトを指す。アセンブラとは、アセンブラ言語のプログラムを機械語に変換する言語プロセッサである。コンパイラとは、C言語FortranCOBOLなどの高水準言語のプログラムを機械語に変換する言語プロセッサである。インタプリタとは、BASIC言語などのプログラムを1命令ずつ変換して実行する言語プロセッサである。

(設問2)  【第2章 情報処理形態と関連技術】

 情報システムの運用管理におけるコスト低減の方法を3つ挙げよ。


(設問2)  【第2章 情報処理形態と関連技術】

1 アウトソーシング
2 ハウジングサービス
3 リース
4 レンタル
5 レンタルサーバホスティングサービス)

解説
 上記の5つの手法からいずれか3つを列挙できればよい。アウトソーシングとは、自社の情報システムの運用管理を外部の専門業者に委託することでコスト低減を図る手法をいう。ハウジングサービスとは、通信事業者やインターネットサービスプロバイダが、顧客が所有する通信機器や情報システムのサーバを、回線設備の整備された施設に設置するサービスをいう。リースでは、機器や設備、装置などの賃借料を相手に支払って一定の期間にわたって借用し、ユーザーの責任で保守を行う。レンタルは、リースに比べて借用期間が数日から数カ月と比較的短期間であり、中途解約が可能である。機器の所有権はレンタル会社にあり、保守もレンタル会社に責任がある。レンタルサーバとは、別名でホスティングサービスともいい、通信事業者などが自社設備内に設置したサーバを複数の顧客が借りて共有するサービスをいう。

第3問 【第1章 情報処理の基本技術】
   
  プログラミング言語に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア COBOLは、数値計算、事務処理用の大量処理や、データベースの使用に適した言語である。

  イ Perlは、CGIを使ったアクセス・カウンタや入力処理のプログラミングを記述することが可能で、エディタなどでスクリプトを記述できる。

  ウ C++は、オブジェクト指向言語であるが、C言語とは互換性がない。

  エ Javaは、UNIXでしか利用することができないOSである。


第3問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え イ
 アは不適切である。COBOLは、事務処理用の大量処理やデータベースの使用に
適した言語であるが、数値計算には不向きである。
 イは適切である。Perlは、テキストやファイルを処理するのに適し、CGIを使っ
たアクセス・カウンタや入力処理のプログラミングを記述することが可能で、エデ
ィタなどでスクリプトを記述できる。
 ウは不適切である。C++は、C言語を拡張したオブジェクト指向言語であり、C言語とは上位互換性がある。
 エは不適切である。Javaは、UNIXだけでなく、WidowsやMac OSなど、特定のOSやパソコンの機種に依存することなく実行できるプログラミング言語である。ネットワークを通じてダウンロードされ、WWWブラウザ上で動作するプログラムはJavaアプレットという。


第4問 【第1章 情報処理の基本技術】
   
  ソフトウェアに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア オープンソフトウェアとは、プログラムのソースコードを無償で公開したソフトウェアのことで、Linux OSやTronなどがある。

  イ ERPは、経営資源の最適管理が可能であるが、導入の決定では、ボトムアップのアプローチが要求される。
 
  ウ シェア・ウェアは、ネットワーク上で自由に配布され、継続使用においては無償のソフトウェアである。
  
エ Linuxは、ソースコードを公開しているが、OSは、UNIX OSではない。



第4問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え ア
  アは適切である。オープンソフトウェアは、OSの使用、改良、再配布の権利
を第3者に与えたソフトウェアである。
  イは不適切である。ERPは、経営資源の最適管理が可能であるが、導入の決
定では、トップダウンのアプローチが要求される。
  ウは不適切である。シェア・ウェアは、ネットワーク上で自由に配布され、
継続使用においては一定の対価を要求するソフトウェアである。
  エは不適切である。LinuxのOSは、ソースコードを公開しているUNIX OS
である。




第5問 【第1章 情報処理の基本技術】
   
  情報システムに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア CSSシステムは、集中処理システムの一形態である。

  イ メインフレームは、分散処理システムの一形態である。

  ウ 3階層CSSシステムでは、プレゼンテーション層を担うクライアント・サーバー、アプリケーション層を担うアプリケーション・サーバー、およびデータベース層を担うDBサーバーからなる3つの基本構成をとる。
  
エ ダウンサイジングとは、情報システムの形態が、分散処理から集中処理のシステムに移行してきた変遷を指したものである。


第5問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え ウ
 アは不適切である。CSS(Client Server System)は、分散処理システムの一
形態である。
  イは不適切である。メインフレームは、集中処理システムの一形態である。
 ウは適切である。プレゼンテーション層では、入力と表示関連の処理を担う。
アプリケーション層では、業務ロジックを集中的に管理する。データベース層で
は、DBの検索・更新を担う。
  エは不適切である。ダウンサイジングとは、情報システムの形態が、集中処
 理から分散処理のシステムに移行してきた変遷を指したものである。

第6問 【第1章 情報処理の基本技術】
情報システムの処理形態に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア バッチ処理では、取引が発生した時点で処理を行い、オンラインで接続さ
れているデータベースを更新する。

  イ 集中処理は、システムの規模が比較的小さい場合に採用され、個々のニーズにきめ細かく対応できる特徴がある。

  ウ リアルタイム制御は、発電所や工場の設備などの制御に用いられている処理形態である。

  エ 集中処理システムは、分散処理システムに比べて、システム障害の信頼性は高いといえる。


第6問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え ウ
 アは不適切である。オンライントランザクション処理に関する記述である。
  イは不適切である。分散処理に関する説明である。集中処理では、システムの規模は比較的大きく、個々のニーズにきめ細かく対応できない特徴がある。
 ウは適切である。設備を常時監視し、極めて短時間でデータ処理できる特徴を
持つ。
  エは不適切である。集中処理システムは、分散処理システムに比べて、システム障害の信頼性は低いといえる。集中処理システムでは、本体のメインフレームがダウンするとシステム全体に影響を及ぼす。分散処理システムでは、システムの各機能が分散されているため、リスクの分散が可能で、システム障害に強いといえる。
第7問 【第1章 情報処理の基本技術】
デジタルデータの処理方法に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア HTMLは、XMLの後続言語で、ホームページ記述用言語である。
  イ XMLでは、文書の構造は記述できるが、ユーザー独自のタグの意味やタグ間の関係は記述できない。
  ウ BMPは、画素数や色数の異なる画像を1つのファイルとして扱えるようにしたファイル形式である。
 エ MP3は動画のMPEG−1の音声部分の規格である。


第7問 【第1章 情報処理の基本技術】
 答え エ
 アは不適切である。HTMLは、SGMLの特徴を活かしたホームページ記述用言
語である。XMLは、HTMLの後続言語である。
  イは不適切である。XMLでは、文書の構造は文書形定義(DTD)として記述できるため、ユーザー独自のタグの意味やタグ間の関係は記述可能である。
 ウは不適切である。TIFF(Tagged Image File Format)に関する記述であ
る。BMPは、Windowsが標準で利用する非圧縮の画像データのファイル形式で
ある。
  エは適切である。MP3は、音質の劣化がなく、非可逆で圧縮したファイル形式である。


第8問 【第2章 情報処理形態と関連技術】
クライアントサイドの拡張技術に関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア クロスサイトスクリプティングとは、Webサーバ側でWebページを動的に生成する場合に発生する可能性があるセキュリティ問題のことをいう。

 イ JavaScriptは、サーバ側のWebブラウザが実行するプログラムのことである。

  ウ JavaScriptは、コンパイラ型のプログラムで、OSに依存しない。

 エ Webサイトの内容を動的に変化させることが可能なDynamic HTMLでは、JavaScriptを利用することができない。

第8問 【第2章 情報処理形態と関連技術】
 答え ア
 アは適切である。URLで記述された引数の中に、送信先とは別のサーバでス
クリプトを動作させる内容が含まれている場合に問題になる。引数指定された
Webサーバでスクリプトが動作されると、本来送信された先とは別のWebサ
ーバでスクリプトが実行され、サイト単位で設定されたセキュリティ対策が無
力化してしまう不具合が発生する。
  イは不適切である。JavaScriptは、クライアント側のWebブラウザが実行するプログラムのことである
  ウは不適切である。JavaScriptは、インタプリタ型のプログラムで、OSに依
 存しない。
エは不適切である。Webサイトの内容を動的に変化させることが可能である
Dynamic HTMLでは、JavaScriptを利用することができる。

第9問 【第3章 データベース】

   データベースに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア データ・マイニングでは、一般に仮説に基づいて各種のデータ分析を行い、検証する点に特徴がある。

  イ 2相ロッキングとは、複数のメッセージが互いにロックをかけているレコードにアクセスしようとして、待ち状態が発生する状態をいう。

  ウ ジャーナルファイルとは、データベースの内容を一定周期でバックアップコピーしておくファイルのことをいう。

 エ SQL言語のUPDATE文には、データの削除の機能がある。

第9問 【第3章 データベース】

 答え ア
 アは適切である。マイニングとは鉱脈を採掘するという意味があり、蓄積した
生データから有益な法則やパターンを発見する手法をデータ・マイニングという。
  イは不適切である。デッドロックに関する説明である。2相ロッキングでは、1つのトランザクションが、処理の開始前に、アクセスする全データに対してロックを獲得し、他のトランザクションによる同一データへのアクセスを排除する。
  ウは不適切である。バックアップファイルに関する説明である。ジャーナルファ
イルとは、データファイルの更新情報を記憶するファイルのことをいう。
エは不適切である。SQL言語のUPDATE文は、データの更新の機能がある。
データの削除はDELETE文で行なう。
【第 4章 通信ネットワーク】
   OSI基本参照モデルに関する次の記述で、最も適切なものはどれか。

  ア 応用層では、通信ルートの確立、開放、保持の機能を提供し、利用者間での通進を実現する。
 
 イ データリンク層では、下位層を構成するネットワーク品質の差を補い、上位層が要求するスループット、誤り率などを保障するデータ伝送を行なう。

  ウ 物理層では、隣接するノード間で通信回線を介してビット単位の転送を保障する。

  エ データリンク層では、データ表現形式や構造の制御・変換・統一のための
機能を有する。

第10問 【第 4章 通信ネットワーク】
答え ウ
  アは不適切である。ネットワーク層に関する記述である。応用層では、個々の業務や端末の利用者に対するデータ通信機能を提供する。
  イは不適切である。トランスポート層に関する説明である。データリンク層では、物理層が提供するビット列での転送機能を利用して、隣接するノード間のフレーム単位でのデータ伝送を保障する。
  ウは適切である。端末インタフェースのコネクタなどの物理的、電気的な仕様を規定する。
  エは不適切である。プレゼンテーション層に関する記述である。


<記述式問題>
次の文章の空欄に適語を入れよ。(各1点×20問=20点)
(設問1) 【第4章 通信ネットワーク】
 
 TCPは、OSI参照モデルの[  1  ]に位置し、ネットワーク層のIPと、セッション層以上のプロトコルの橋渡しを行なう。TCPは、データが確実に送受信できることを保障するが、送受信の都度、[  2  ]を確立するため、手間や時間を要し、小さなデータ通信には向かない。UDPでは、通信相手とコネクションは確立しないため、送受信の確実性は保障されない。TCPUDPでは、通信データが欠落したか、または誤りを検出する仕組みとしてチェックサムがある。



(設問1) 【第4章 通信ネットワーク】
答え 
1 トランスポート層
2 コネクション(接続手順)

解説
 TCPUDPの違い、特徴を理解しているかを問う問題である。コネクションとは相手との通信経路のことである。
TCPは、OSI参照モデルトランスポート層に位置し、ネットワーク層のIPと、セッション層以上のプロトコルの橋渡しを行なう。TCPは、データが確実に送受信できることを保障するが、送受信の都度、コネクションを確立するため、手間や時間を要し、小さなデータ通信には向かない。UDPでは、通信相手とコネクションは確立しないため、送受信の確実性は保障されないが、通信の効率がよい。TCPUDPでは、通信データが欠落したか、または誤りを検出する仕組みとしてチェックサムがある。


(設問2) 【第4章 通信ネットワーク】
 [  1  ]は、インターネットなどの外部ネットワークを経由して企業などの内部LANのコンピュータシステムに不正侵入することを防ぐソフトウェアやハードウェアの仕組みをいう。[  2  ]では、インターネットとLAN間を出入りするデータパケットの中継や破棄の機能を有する。アプリケーションゲートウェイでは、外部に直接接続できないLAN上のコンピュータの代理(プロキシ)として、インターネット側にあるサーバとのデータ送受信を行なうことができる。


(設問2) 【第4章 通信ネットワーク】
答え
1 ファイアウォール
2 パケットフィルタリング

解説
 ファイアウォールの代表的な2つの機能であるパケットフィルタリングとアプリケーションゲートウェイに関する問題である。両者の機能の違いをよく理解しておきたい。
 ファイアウォールは、インターネットなどの外部ネットワークを経由して企業などの内部LANのコンピュータシステムに不正侵入することを防ぐソフトウェアやハードウェアの仕組みをいう。パケットフィルタリングでは、パケットフィルタ機能を用いて、インターネットとLANを出入りするデータパケットの中継や破棄の機能を有する。アプリケーションゲートウェイは、ProxyあるいはProxyサーバともいう。クライアントからは単にアプリケーションと同様に見えるタイプのファイアウォールの形式をいう。セッション層やプレゼンテーション層、アプリケーション層レベルでサービスを中継する機能を持つ。

(設問3) 【第5章 経営戦略と情報システム】
 顧客データの分析に重点を置いた[  1  ]では、顧客購買履歴などを分析したデータは、顧客の属性、嗜好などに応じた顧客セグメント化により、既存顧客との信頼関係を強化し、新規顧客の開拓にも効果を発揮する。[  2  ]は、企業が顧客データや販売データを蓄積したデータベースを多次元的に解析し、視覚化を可能にするシステムである。データウェアハウスなどを使って収集された大量のデータを多次元データベースに格納し、これを多角的に分析して問題点や解決策を発見できる。


(設問3) 【第5章 経営戦略と情報システム】
答え
1 アナリティカルCRM
2 OLAP(On-line Analytical Processing)

解説
 アナリティカルCRMとOLAPに関する問題である。顧客データの分析に重点を置いたアナリティカルCRMでは、顧客購買履歴などを分析し、顧客の属性、嗜好などに応じた顧客セグメント化を可能にする。さらに精度の高いマーケティングへの展開を可能にする。これにより、既存顧客との信頼関係を強化し、新規顧客の拡大を図ることができる。OLAPでは、企業が顧客データや販売データを蓄積したデータベースを多次元的に解析し、視覚化を可能にすることができる。多次元データベースに格納した大量のデータを多角的に分析することにより、問題点や解決策の発見に役立てることができる。



(設問4) 【第5章 経営戦略と情報システム】

 企業間のSCMの構築により、調達、生産、販売、物流などの一連の業務プロセスの効率化が図れる。SCMで狙う効果には、[  1  ]の短縮化、在庫削減、コスト低減などがある。SCMの構築においては、システム導入の目的を明確にし、業務の標準化を進め、自社だけの[  2  ]を検討するのではなく、参加企業の[  2  ]を十分に考慮して、双方にとって効果が出るようなシステム化を狙うことが重要である。


(設問4) 【第5章 経営戦略と情報システム】
答え
1 リードタイム
2 メリット

解説
 SCMの構築のポイントを問う問題である。SCMでは、多数の関連部門や企業が参加するため、全体最適の視点に立って仕組みを検討することが大切である。
企業間のSCMの構築により、調達、生産、販売、物流などの一連の業務プロセスの効率化が図れる。SCMで狙う効果には、リードタイムの短縮化、在庫削減、コスト低減などがある。SCMの構築においては、システム導入の目的を明確にし、業務の標準化を進め、自社だけのメリットを検討するのではなく、参加企業のメリットを十分に考慮して、双方にとって効果が出るようなシステム化を狙うことが重要である。





(設問5) 【第5章 経営戦略と情報システム】
PMBOKでは7つの知識エリアからなるが、プロジェクト計画の策定、プロジェクト計画の実施、変更管理は、[  1  ]の知識エリアで扱う。作業定義、作業順序設定、作業所要時間の見積、スケジュール作成、スケジュール管理は、[  2  ]の知識エリアで扱う。

(設問5) 【第5章 経営戦略と情報システム】
答え
1 総合マネジメント
2 タイムマネジメント

解説
 PMBOKは、A Guide to the Project Management Body of Knowledgeを指し、プロジェクトマネジメントのデファクトスタンダードに位置付けられる基礎知識体系のことである。PMBOKは、「スコープ(範囲)」、「タイム(工程)」、「コスト(予算)」、「品質」、「組織」、「コミュニケーション(連絡・調整)」、「リスク」、「調達・契約」、「統合」からなる9つの知識エリアで構成される。



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